【KOBEST リノベの助け舟⑥】空家について

空き家(負動産)問題について

昨今、ニュースなどで取り上げられています「空き家問題」について、今回は書いていこうと思います。不動産業者の立場で物件を見た場合に所有者様とは異なる視点で、見ることが出来ますので、所有者様にとってはどうしようもない不動産(負動産)でも、ほかの人には、価値のある不動産となる場合があります。リノベーション向けの物件かもしれません!
現在、人口減少や高齢化を背景に、近年空き家が年々増加しています。過疎化など農村部での現象は以前から問題視されていましたが、現在では都市部においても、相続等による空き家増加傾向にあります。2013年の総務省実施の「住宅・土地統計調査」によると、全国で空き家が約820万戸(空き家率13.5%)あり、この数値は過去最高を記録しています。兵庫県においては、約35万6500戸(空き家率13.0%)とこちらも高い数値を記録しています。
核家族化の定着と、人口の急激な減少などが、大きく影響し、亡くなった後の相続された不動産が活用できず、かつ固定資産税(※1)のこともあり、空き家のまま放置されています。
空き家が増加した場合に考えられることは①老朽化による倒壊の危険性②治安の悪化③火災等の危険④放置されている家屋・ゴミ等からの悪臭⑤樹木の越境等などがあります。
所有者は、現状住んでいないにも関わらず近隣に迷惑をかけている状況であり、近隣とコミュニケーションが取れていない場合は、所有者がそのことに気づいていないこともあります。
※1 家屋がある場合は、土地だけの場合に比べると固定資産税等の軽減があります

負動産を解消する第一歩とは

相続の場合は、相続トラブルと同じですが、コミュニケーションや遺書などの対策が取れていない場合に問題が生じる場合があります。
つまり、親等がどの様な資産を保有しており、それが誰にどの様にどれだけ相続されるかを、亡くなる前に把握しなければなりません。
もちろん、相続税や登記簿の変更など発生することも頭に入れておく必要があります。
それを把握して、ようやく不動産をどうするかを考えることが出来ます。

サードオピニオン

実際、不動産をどうするかは非常に難しい問題ではあります。
①解体して更地⇒解体費用が掛かる・固定資産税等が高くなる
②土地を有効活用する(駐車場等)⇒整備に費用が掛かる
③リフォームして貸す⇒リフォーム費用が掛かる・賃料相場がわからない
④売却する⇒相場がわからない・インスペクションや瑕疵担保責任など専門的な知識がわからない
以上のような問題や不安で、二の足を踏んでいる方が多いはずです。
そこで、多くの方が相談したりすると思いますが、大抵一人か二人に聞くと思います。
不動産のプロとして思いますが、100人いれば100通りの意見がありますので、出来るだけ多くの意見を聞くことだと思います。
選択肢を幅広く持ってください。
セカンドオピニオン以上!最低でもサードオピニオンくらいまでは、プロに意見を求めてください。
所有者様にとってベストな方法が見つかれば良し、最善でなくてもベターな答えが幅広い選択肢の中から選べればOKだと思います。

方法が見つかれば

見つかれば、その方法をもっとも信頼して任せることのできる業者等を選別し、実行するだけです。

不動産業・リフォーム業の根底は、「地域活性化」

現状の人口減少にイチ不動産業者がなにか出来ることはないですが、不動産という他人様の持ち物を販売するにあたり、所有者様は高く売れることが大事だと思いますが、仲介業者はそこに「どの様な人に販売することがベストかを判断する」ことが大事だと思います。
この不動産はどういう価値があり、どういう人が望むのかを考えてアプローチすることが大切です。
そいて、そのアプローチの中に、そのことで地域に何が出来るかを考え、行動することで、不動産の本来の価値が見えてくると自分は思っています。
地域に元気がないと、不動産も元気のない「負動産」になってしまいます。例えば、コインパーキングのないエリアにコインパーキングを作れば、地域にとって有益ですし、コインパーキングが飽和しているエリアにコインパーキングを作っても、地域活性化のお手伝いにはなりません。コインパーキングを使う人を増やすような土地活用をすることの方が、地域の人にとっては有益ではないでしょうか。
その為にも、仲介業者はポータルサイトには載せることのできない不動産の良さをいかに理解し、宣伝出来るかだと思います。

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